巻き爪の矯正
指先に麻酔の注射を行うのは非常に痛いことです。
この患者様泣かせの麻酔を使用せずに特殊なワイヤーを用いて爪を矯正することにより巻き爪を治療することが可能になりました。使用するワイヤーは当院ではVHO式ワイヤーがあります。しかし、巻き爪から陥入爪になり肉芽などが出ている場合はワイヤーで強制しきれない場合もあります。そのような場合、やむ負えず手術に移行する場合もあります。当院では児島Ⅱ法という根治術を行うことがあります。
巻き爪の矯正
VHO式爪矯正術
VHOとはメディカル・フスフレーガー、エルヴィラ・オストホルト氏によって1979年に創設したオートニクシー研究所で開発された巻き爪矯正技術につけられた名称です。重度の巻き爪の矯正法として、手術以外の選択肢=血を出さず、痛くない方法を開発してVHOと命名されました。
専用のスチール鋼を爪の大きさに合わせて切り、爪の湾曲状態に合わせ
ワイヤーを湾曲させる。これを爪の左右に引っ掛け、専用のフックを用いて巻き上げ、固定する。この「VHO式爪矯正技術」は爪を深く切り込んでいても施術できます。マチワイヤーは先が伸びていないと困難を極めます。爪の横に引っ掛けたワイヤーは一見痛そうにも見えますが、皮膚に突き刺す訳ではありませんので、手術のような痛みはなく、もちろん麻酔も必要ありません。固定したワイヤーは爪の伸びとともに前方に移動するので、施術して約1か月後に付け替えを行います。これを半年くらい続けて矯正していきます。
爪矯正は施術当日から入浴、運動が可能な優れた治療法です。
※もちろんワイヤーを用いた巻き爪の矯正は自由診療となりますが、従来の手術をした場合の術後1週間ほど続く痛み、変形治療した爪、手術にかかる費用等を考えれば、十分メリットのある治療法であるといえます。巻き爪によって肉が盛り上がってしまうような重度な場合はワイヤーだけで矯正するのに限界もあり、手術に移行する場合もあります。
治療費用 12,100円(税込)/1指につきワイヤー1本代
以降 3から4カ月は
再診料770円(税込)と使用した巻き上げワイヤー1個825(税込)×使用した数
※紛失した場合はその都度ワイヤー代がかかります。
治療期間・回数 月1回 4カ月間目安